〼(ます)健の備忘録

置き去りにしてしまいそうな好奇心を残せたら良いな。

出雲駅伝区間予想2019-東海大学-

既にメンバーの公表があるチームがもうひとつ。箱根王者、東海大学はどうか。

 

◯エントリーメンバー

1年:なし

2年:本間・市村

3年:塩澤・西田

4年:鬼塚・郡司・小松・阪口・關・西川

 

コンディション不良の館沢がいないのは仕方がない。しかし、先日の記録会で目の覚めるような好記録を出したルーキー飯沢がいないのは少し予想外。また、シーズン前期に大器の片鱗を見せた名取(3年)がいないのも気になるところ。もっとも、それでも強いメンバー編成といえる。

 

区間配置予想

塩澤-鬼塚-阪口-關-西川-西田

 

両角監督の出雲駅伝オーダーはここ数年良くも悪くも「挑戦的」という感じ。コンディション不良が続出した2018シーズンを除いても直近3年は

2017:阪口1区抜擢、松尾3区抜擢

2016:鬼塚-館沢-關の1年リレー

など、未来の主力・キーマンに大事な区間を任せ、エース区間を走ってきた選手に繋ぎ区間を任せてバックアップ、というパターンが多い印象がある。(そういった意味でも名取3区を試すのかも...と、筆者はひそかに期待していた)

今回のオーダーでいくと、スターター塩澤とアンカー西田が予想できる。1区の塩澤はトラックで今期好調。阪口2年次のようなインパクトある走りを期待したい。そして6区西田は駅伝実績はあるがはじめて「決める区間」のプレッシャーを経験してもらうことになるのではないか。

そして黄金世代のランナーを残りの区間に入れる。エース区間3区は今期の黄金世代でいちばん元気だった阪口。競り合いも追う展開も強く、うってつけの存在ではないか。繋ぎ区間は2区に鬼塚。おなじみの1区に近いレースシチュエーションの方が力を発揮できるのではないか。4区には關。これまでの駅伝でも「集団を支配して抜け出す」レースが多いランナーであることから、ここで先頭に立つ算段か。5区は市村も考えたが、ここは実績のある西川に任せると予想。

 

普通にオーダー組んでいても繋ぎ区間の選手がとんでもなく強くなるオーダーとなった。とにかくその繋ぎ区間で差を作り、「3年世代に主要区間を経験させつつ優勝」という最高の結果を得ることができるか。これができれば、東海は黄金世代が抜けても安泰となるだろう。