〼(ます)健の備忘録

置き去りにしてしまいそうな好奇心を残せたら良いな。

國學院ファン目線で語る観戦記2023(後編)

お待たせしました。最近仕事等バタバタで更新できませんでしたが、復路の観戦記を投稿しようと思います。 ーー 3 復路譚〜All for one, One for all〜 島崎4(12)-上原3(6)-高山3(13)-坂本7(10)-◯佐藤4(4) やはり中西大翔の名前はなかった。この時点で主眼と…

國學院ファン目線で語る観戦記2023(前編)

ご無沙汰しております。 去年は往路だけ執筆し、復路は記憶を失ってしまっていた()のですが、今年はしっかり前後編執筆したいと考えています。 ーー 1 前日譚 今年の國學院は出雲2位、全日本2位という実績を残した。出雲駅伝に関しては優勝経験があったと…

國學院ファン目線で綴る箱根駅伝2022 往路編

ご無沙汰しております。公私ともにいろいろありまして更新は1年ぶりになってしまいましたが、今年もファン目線で、なるべくポジティブに振り返っていこうと思います。 ーー 0.前哨戦までの國學院 前哨戦までの國學院を振り返ると、「六強のチーム」というネ…

國學院ファン目線で綴る観戦記:復路編

(執筆のいきさつ、往路レビューは前回の記事を参照のこと) 3:危険水準からの脱出 復路:島崎−徳備−伊地知−高嶌−木付 「いい感じなんだろうけど7区10区は逆じゃないかい…?」というのが正直な感想だった。 6区島崎選手は、シードライン上で闘う大学にあって…

國學院ファン目線で綴る観戦記:往路編

今年も箱根駅伝が終わり、振り返りの時期に入った。 Twitter上で懇意にしている敬虔なWファンやTKファンの方の影響もあり?今年は分析とは趣向を変え、「國學院ファン目線で語る」記事を執筆することとした。 長くなるので、まずは往路から。 1:2枚看板を襲…

陸上実業団長距離コラム② 判明分新体制とコメント

コロナ禍はついにインターハイを手にかけてしまったが、後ろ向きな記事ばかり書いていても仕方がない。そこでまずは、実業団分析記事その2。 新体制まとめとコメント(公式HP判明分) 以下に、各地区(ニューイヤー駅伝出場チーム+富士通)の2020年度の体制…

陸上長距離実業団コラム:Hondaの新体制をどうみるか

コロナショックで大会・記録会こそなくなったものの、チームは新体制を整え、動き出すシーズン。陸上の実業団はプロ野球球団ほどメンバーの出入りが激しくないが、今年は少し話題になったHondaの新体制から色々語っていきたい。 1 シビアに見えても理にかな…

長距離の、ファンはいかにして作られうるのか②

前回エントリの続きです。コロナショックの間の暇つぶしになれば幸いでございます。 ーー 【新たな課題の設定】 前回のエントリから、陸上長距離のファン層は「特定の人に魅力を感じる」人が多く、それゆえに、柏原竜二の登場以降ファンになった層も少なくな…

長距離の、ファンはいかにして作られうるのか①

久しぶりの投稿になりますが。 さて、「自分が好きなもの」の魅力について、しっかり発信できますか? 最近は、「陸上長距離」という領域において、これが非常に難しいと感じたのです。職場で「駅伝のどういうところが楽しいの?」と何気なく聞かれた時に、 …

都道府県駅伝を簡単に予想

今年も「オールスターゲーム」がやってきた。簡単に優勝〜入賞予想を語っていく。 スタートリスト(リンク) https://www.hiroshima-ekiden.com/information/pdf/orderlist25.pdf 1位予想:埼玉県 白鳥—小山翔—小山直—唐沢—佐藤—星野—設楽 全員本調子なら間…

箱根駅伝振り返り①青山学院の勝因は?

今更ながら箱根駅伝を振り返っていくのだが、結果の羅列というよりは、テーマ別に振り返っていこうと思う。 まずは「青山学院大学がなぜ往路・総合優勝を取れたのか」、ということについて、往路優勝を狙った國學院・連覇を狙った東海との「差がついた」ポイ…

箱根駅伝最終走にかえて〜箱根路を走った選手たち②〜

前回記事の続きから。後編では、黄金世代の顔とも言える、持ちタイム上位の選手を紹介します。 ーー まず目を引くのは今年の箱根駅伝で1区を走り区間賞を獲得した創価・米満選手。1年時から「故障は多いが走れば強い」を地で行く選手でしたが、4年になり通年…

箱根駅伝最終走にかえて〜箱根路を走った選手たち①〜

箱根駅伝が青山学院の優勝に終わり、いよいよ三大駅伝も終わりましたが、その番組内コーナー「箱根駅伝最終走」に触発され、先にこのような企画記事を書くに至りました。箱根路を走った選手たちを、持ちタイム別に紹介していきます。 「出雲全日本だけ走った…

箱根駅伝順位予想

いよいよニューイヤー駅伝も終わり、箱根駅伝を迎えるのみとなったお正月。順位を簡単に予想していこうと思う。 ①往路順位編〜上位争いのみ〜 1位:國學院大学 2位:東海大学 3位:駒澤大学 4位:東洋大学 5位:青山学院大学 ひいき目が若干あるのも承…

ニューイヤー駅伝区間賞・順位予想

ニューイヤー駅伝のオーダーが発表された、ということで、「実業団選手にも注目する」ことを謳った当ブログでは区間賞予想および順位予想を行っていく。この記事が「お年玉」獲得の一助になれば幸いである。 (もちろん外しても責任を取るものではございませ…

箱根区間発表と変更予想

今回も、箱根駅伝の1次区間エントリーがあったので、これらを表でまとめた上で、変更予想を簡単にしていきたい。 【表の凡例】 赤:留学生および今期のエース(独断により選定) 黄:今期の大学駅伝・箱根予選会に出走した選手 緑:上記に当てはまらない選…

箱根駅伝区間予想⑤シード争い大学群2+学生連合

ブログの編集もラストスパート。創価大以降の区間予想も上げていく。 ①創価大学 4年:築館、ムイル、米満 3年:石津、鈴木渓、鈴木大、原富、福田、右田 2年:嶋津、永井、三上 1年:葛西、新家、ムルワ、横山 【区間配置予想】 葛西–ムイル–米満–福田–築館 …

箱根駅伝区間予想④シード争い大学群1

第3回は、シード圏を狙うチーム。とはいえ、シード権目標のチームはごまんとあるので、シード校→予選会校(今回は日本体育大学まで)とする。 ①拓殖大学 4年:赤崎、玉澤、中井 3年:青柳、石川、清水、松岡、吉原 2年:児玉、竹蓋 1年:江口、工藤、佐々木…

箱根駅伝区間予想③上位争い大学群

急ピッチで予想記事第3弾。次は上位進出(目安として総合5位以上)を狙い、狙える大学として、法政、順天堂、早稲田、東京国際の4校の区間予想を行う。 ①法政大学 4年:青木、岡原、佐々木、坪井、増田、松澤 3年:奥山、糟谷、須藤、田辺 2年:鎌田、久納…

箱根駅伝区間予想②優勝争い大学群

第2回は「優勝を狙う大学群」である青山学院、東洋、駒澤、帝京の4チームについて、予想と展望を。 ①青山学院大学 4年:鈴木、谷野、中村、吉田祐 3年:市川、岩見、神林、神号、吉田圭 2年:飯田、早田、湯原 1年:岸本、近藤、中倉、宮坂 【区間配置予想…

箱根駅伝区間予想①3つのモデルチームの提示

さて、ここで箱根駅伝のオーダー予想の記事も書いていこうと思う。 今回の箱根駅伝のオーダー予想をするにあたり、「箱根駅伝2020完全ガイド」や各種メディアを参考にして、 ・総合優勝を目指す大学…① ・シード権内上位を目指す大学…② ・シード権獲得を目指…

地域クラブに入るまでと2年目の気づき

※今回は、「オリエンテーリング アドベントカレンダー」のプラットフォームとして、ある種陸上オタクの秘密基地となってしまった本ブログを開放します。ご了承ください。 ー Advent Calendar(裏)12月14日の記事を担当していただきます、増田と申します…

「留学生」出身選手をまとめてみた。

今回の記事は「留学生」のお話。とはいえ、これはネットで時々語られる「留学生に比肩する実力を持っている日本人」(例:塩尻、相澤など)についての記事ではない。 日本の高校・大学で留学生としてやってきて、そのまま実業団に進んだ選手をまとめてみた、…

全日本大学駅伝2019を今更ながら独自のポイントで語る

今更ながら、独自の視点で全日本大学駅伝を語ってみる。 トピックとして、ここで自分がずっと提唱した「有効戦術」 ・1区〜2区にエースを起用していい位置につける ・7区or8区に少なくとも一人はエースを起用する というのが本当に有効な戦術だったのか検証…

実業団年齢構成を分析してみた②

前回の記事が特段反響が良かったわけではないが、「このデータまとめるの面白いぞ…」と思ったので、他の地区の実業団の年齢解析も行う。今週には中部・関西実業団駅伝も控えているので、このデータを参考としてみていただければ幸いである。 ○実業団について…

実業団年齢構成を分析してみた①

本当は全日本の記事をエントリしようかと考えたが、中国実業団駅伝の結果を受け、 「もしかして中国電力というチームは、チームの新陳代謝がうまくいっていないのでは?」 というツイートをしたところ思いの外反響があったので、「実業団年齢別チャート」を…

全日本大学駅伝展望〜箱根予選会経由大学編〜

最後になるが、「箱根駅伝予選会」を1週間前に戦ったチームの戦略を考えてみる。最も考えないといけないのは、 「ハーフマラソンを2週連続で走ることは、コンディション的に難しい」 ということだろうか。(このことは元箱根戦士の森井選手も言及していた…

全日本大学駅伝展望〜シード争い大学編〜

昨日からの連載として、次は「シード権獲得を狙う大学」を分析してみる。 シード権±1分以内の大学(≒上手くやればシードが取れていたであろう大学)のオーダーを分析する。 -- 國學:臼井18-浦野7-青木7-藤木8–江島8-茂原8-土方6-長谷6 法政:青木4-鎌田11-…

全日本大学駅伝展望〜優勝争い大学編〜

全日本大學駅伝について予想記事を立てていくが、今回は時間がないのと、監督の采配に関する蓄積がまだ1例しかないことから、まずは①優勝候補の戦略とオーダー予想、②シードを狙う学校の戦略とオーダー予想、③箱根駅伝予選会から参戦する大学の戦略とオーダ…

出雲駅伝レビュー2019-トップ10+α各チーム編–

今年の出雲駅伝は「史上最高の優勝争い」と言って間違いない結果になったように思える。そこで、この駅伝のレビュー記事と大学別MVPを勝手に紹介していく。 1位:國學院大學 藤木(5)-中西大(3)-浦野(3新)-青木(5)-茂原(5)-土方(1日本人新) 優勝の可能性はあ…