区間エントリー予想:東海大学
次は優勝候補「対抗」の一校。
【エントリーメンバー】
東4、湊谷4、湯澤4
鬼塚3、河野3、郡司3、小松3、阪口3、關3、館沢3、中島3、西川3、松尾3
鈴木2、西田2
本間1
28分台を誇る高田や塩澤、ようやく頭角を現した名取、そして実績十分の三上が抜けた。やはり黄金世代が多いなあという印象だが、河野のエントリーはかなり意外だった。
【区間配置予想】
鬼塚−阪口−館沢−關−西田
中島−西川−郡司−湊谷−湯澤
まず頭を悩ませたのが、雑誌・メディアで語られる「館沢8区」を実行するかどうか。もちろん実績ある8区に置ければ区間賞筆頭候補なのだが、優勝を狙うとなるとあまりにも登場が遅すぎるような気がし、かつ往路が1枚足りないイメージもある。そこで館沢を活かせる往路の区間、3区へのコンバートを予想。スピードがあり追いかける方が強いのならば3区は適任か。そこを起点に1区鬼塚、4区關と予想。1区に關か鬼塚の起用が濃厚とされていたが、關の方がどちらかといえば単独走もこなせる気がするため、關を4区とした。2区は昨年も走った阪口。前回大会は相当突っ込んで入って区間一桁でまとめた。経験がある分前回よりうまく走れるのではないか。これで「黄金世代ビッグ4」で往路を固める布陣になった。これで青学の前に立ちたいところ。
山はほぼ確定的で、5区西田、6区中島。西田は志願の5区、ハーフの走力も申し分ない。どこまでやれるか。そして6区中島は前回区間2位、次は区間賞を狙える存在で、東海の切り札的存在となっている。
そのあとの復路も実力者が並ぶ。7区の西川は初の1区以外となるが、7区なら実力は抜けていると見る。西出コーチも取材で重要と語る区間、好走を期待したい。8区〜10区は全日本の6〜9区と同じ並び。ハーフで実績を残してきた3選手。全日本では7区8区のエースにねじ伏せられた感じがあったが、9区10区であれば区間賞候補。粘り切れるか。
黄金世代が3年になり、結果が求められる箱根となった。従来のスピードに加えて箱根への距離を意識した練習をミックスした1年の集大成は、どのような形で結実するか。