出雲駅伝区間予想2019-帝京大学-
まだまだ楽しみなチームが続く。次は、「スタミナ型」の前評判を覆す走りを披露した帝京大学。
◯エントリーメンバー
1年:新井
2年:遠藤・中村・橋本・三原
3年:小野寺・谷村
4年:岩佐・小森・平田
どうして島貫が外れたのか…という声が各所で上がったエントリーとなった。加えて次代の主力になるであろう星も外れる格好になった。ただし残りのメンバーは直近の日体大記録会5000mで13分台や14分1桁の自己ベストを更新した選手ばかり。一気に優勝戦線にせり上がってきた印象だ。
◯区間配置予想
遠藤–小野寺–小森–中村–橋本–平田
これまでのオーダーを振り返ると、
・昨年度も直近の記録会での調子を重視する。
・ただし、4区、5区は駅伝新戦力のテストの場になることも多い。
今年もそういったところから選出メンバーを考えると、遠藤、中村、小森、小野寺、平田は走りそうな予感漂う。そして、これでは「新戦力枠」が足りないため、新戦力として中村に加え記録会でよかった橋本が入るか。この中村・橋本で4区・5区を形成する。
以上の6人で区間配置を考えるわけだが、中野監督は1区に比較的素直にスピードランナーを入れる傾向があるので、昨年に引き続き遠藤が入ると考える。去年はチャレンジの1区だったが、今年は勝負の1区になるだろう。どこまでやれるか楽しみ。2区〜3区は13分台を叩き出した主力の小野寺・小森に託す形がいいだろう。特に小森はこれまで単独走区間を任されることが多かったため、叩き合い区間は今回が初めてとなる。うまくいけば今後の区間配置の選択肢が広がるはずだ。
6区は今季エースに成長した平田。直近の日体大記録会で、一人だけ10000mを走ったことから、少し長めの距離を想定した調整を行なっていたと予想する。もともと単独走区間に適性のあった選手、そこにトラックでも他校のエースと戦える自力をつけたことで、追いの展開でも優位に立てそうだ。
これまでは比較的出雲駅伝を苦手としていた印象が強かったが、昨年度はそれを払拭して余りある走りを見せた。今年は更に上昇気流に乗れるか。