名将の条件
しばらく予想屋ブログとして動かしてたけれど、出雲駅伝が青山学院の優勝で終わったのと、もう一つ気になることができたから、出雲駅伝の結果を含め雑記としてエントリー。
【出雲駅伝結果】
1位青山
2位東洋
3位東海
4位拓殖
5位帝京
6位中央学院
7位立命館
8位城西
9位日体
10位早稲田
展開として、序盤に三本柱を擁した東洋と青学の一騎打ち…になるかと思いきや、東洋の2区西山が伸び切らず、青山に独走を許し、5区6区で追いつきそうで追いつかない感じになる、と、優勝争いは戦前予想とは真逆の展開になった。
それ以下については、騒がれている拓殖の4位はメンバーの揃い具合からある意味予想通りだった。どちらかというと中央学院がいい意味で予想外だったか。1区新エースの川村があそこまでできるとは。
さて、タイトル「名将の条件」とした訳は、チームを率いる「監督」と呼ばれるタイプの指導者は、何が求められるのか、ということを考えたくなったからだ。具体的に考えるきっかけになったのは、「巨人・由伸解任」だ。
野球にしろ駅伝にしろ、先ず監督に求められるのは「結果」なのだろうが、その結果を手に入れるプロセスとして
①育成(結果を得るために必要な戦力を得る)
②采配(結果を得るために戦力を運用する)
ことがあるのではないか、と思う。決してアカデミックな裏付けがあるわけではないし、①と②に共通する事項もあるのだけど。(例として、我慢して若手を実戦で使い続ける采配など)
今回辞任に至った巨人の高橋監督は、①の面ではなく②の面が悪く言われているのだろうな、と思う。①の面でいえば、岡本選手、吉川尚選手などの新スター候補の育成に成功しているのだが、プロ野球の場合、①は監督のみならずコーチの仕事なのに対し、②については監督以外はあまり干渉できないので、こちらの方が重く見られた、ということなのだろう。
ただ、先に話した大学駅伝などの学生スポーツだと、「大学の教育活動の一環」ということがあるからだろうか、①がプロ野球の監督より重視されている上、以前の記事「人は人に、夢を見る」でも言及したように、②の“運用”にケチがつくことさえあるような印象がある。(最もわかりやすいのは高校野球の「投げすぎ」問題とか)
この話もこれから色々本を読んで、後々語れればいいのだが。ひとまず、舞台が変われば、「名将の条件」も変わるのは間違いなさそうだ。