〼(ます)健の備忘録

置き去りにしてしまいそうな好奇心を残せたら良いな。

地図を持って走るということ

 

 駅伝関連の記事はしばらくお休み。今回のブログのテーマは、好きなものの紹介。そして、「駅伝ファン兼市民ランナー」へ、「地図を持って」走る、ちょっと変わったランニングのご紹介。

 

オリエンテーリング

 筆者は学生時代、このスポーツに情熱を注いできた。

 端的にいうと「地形図を頼りに野山や公園の地形に置かれたチェックポイントを順番に辿る」スポーツ。近年話題になることも多いトレイルランなどの山岳ランと違い、通るべき経路が指定されていないので、地図に対する理解や、「どのような経路で進むか」という戦略を考えることも求められる、奥の深いスポーツだ。

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※競技で使用される野山の地形図。これとコンパス(方位磁針)を頼りに、△のスタートからポイントを順番に辿り◎のゴールを目指す。

 

 とはいえ、である。この「オリエンテーリング」というスポーツ、スポーツとしての認知度が高くない上に、「一人で」「地図だけを持って」「走路誘導のないフィールドに入る」という性質上、敷居が高く感じてしまう、かもしれない。(にも関わらず、現状大学のサークル以外で導入指導をきっちり行う場所がほとんど用意されていない、というスポーツ側の問題点もあったりするのだけど、それはまた別の話。)

 一方で、公園や大学キャンパスなどで行われる大会もある。そういった場所であれば参加の敷居は低い、と思っている。

 

フォトロゲイニング

 こちらもオリエンテーリングと同じく、地図を持って走るスポーツ。

 ルールとしては、「制限時間内に、地図上のチェックポイント(配点付き)を自由に周って写真を撮り、その得点を競う、というもの。等高線を読むことを要求されることもあるが、基本的には普通の地図が読めればそれなりに楽しめるのでオリエンテーリングよりは敷居が低いと思われる。それに、フィールドの様々な名所を辿り写真を撮るという競技性質上、様々な土地の魅力的な場所に触れられる。これも大きな魅力の一つと言える。

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※競技で使用される街の地図(以前出場した大会のウィナーズルートを拝借)。◯印の横の数字がポイント数。そのチェックポイントで写真を取ることで通過証明とする。

 

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 そんなわけで、自己満足感は否めないが「好きなもの」の紹介記事を書いてみた。「走ること」に「地図を読むこと」をアクセントとして加えたスポーツに、一人でも多くの読者が興味を持っていただけたら幸いなことだと思う。

 

【各種スポーツ協会へのリンク】

オリエンテーリング

http://www.orienteering.or.jp

フォトロゲイニング

http://photorogaining.com