〼(ます)健の備忘録

置き去りにしてしまいそうな好奇心を残せたら良いな。

出雲駅伝区間予想@東海大学

 出雲駅伝のエントリー、次は前回覇者、東海大学のエントリーを考えてみる。

 

◯エントリーメンバーと今期の主な実績

須崎(1年):日本インカレ3000m SC4位

鬼塚(3年):関東インカレ10000m9位、日本選手権5000m13位

郡司(3年):仙台国際ハーフ4位

關(3年):今期前半は故障離脱も復帰戦5000mで13分台

高田(3年):個人選手権で5000m13分台自己新マーク

館沢(3年):アジア大会1500mファイナリスト

西川(3年):日本インカレ5000m4位

中島(3年):士別ハーフ9位、5000m13分台複数回マーク

湊谷(4年):関東インカレハーフマラソン2位

湯澤(4年):関東インカレハーフマラソン7位

 

十分に戦力は揃っている…ように見えて、これでも「◯◯がいない」という感想が先行するオーダー。今期一定の結果を残した選手だけ見ても、

・阪口(3年):昨年出雲1区区間賞、今期は3000m SCで活躍

・三上(4年):昨年出雲5区区間賞、こちらも3000m SCで活躍

・小松(3年):個人選手権1500m2位、5000m13分台の自己ベスト

・木村(3年):日本選手権1500mファイナリスト

・西田(2年):関東インカレハーフマラソン4位

らが不在で、前年度に結果を残した松尾(3年)、塩澤(2年)もいない、という感想がどうしても出てしまう。チームの層の厚さと故障者の多さ、両方の現れと言えるだろうか。

 

◯過去3年の出雲駅伝オーダー

2017:阪口−館沢−松尾−鬼塚−三上−關 優勝

2016:鬼塚−館沢−關−川端−三上−湊谷 3位

2015:川端−湊谷−春日−廣田−林−石橋 5位

 

区間予想

 

西川−館沢−關−鬼塚−中島−湯澤

 

 オーダーを考えるにあたり、まず軸となるのはポイントゲッターとしての「2区・館沢」。館沢はこの2区ではルーキーイヤーから青学の田村和希(現・住友電工)以外に負けておらず、実力も伸ばしてきているとあって圧倒的な区間賞候補と言える。むしろ「2区・館沢」が動くとしたら、それはチーム状況としてはかなりよろしくないと言えるだろう。

 2区で計算が立つということは1区ではある程度思い切った起用ができるということなので、ここで現在上り調子のスピードランナー、西川を抜擢という予想をしてみる。去年の「1区・阪口」のようにハマると面白い。

 そのほかの区間については、3区に關と予想。以前走った経験があり、かつ短めの3区であれば、故障明けだろうと十分ポイントゲッターになりうる。アンカーはハーフマラソンを主戦場にしている郡司・湊谷・湯澤の誰かだろうとは思うが、直近の記録会の様子をみるに湯澤なのではないだろうか。

 難しいのは4区・5区。日本インカレこそ欠場したものの、高い実績がある鬼塚を昨年度も走った4区に投入し、5区は今期随一の安定感を誇る中島、という予想だが、鬼塚の調子次第では目下絶好調の1年、須崎の起用もあるかもしれない。

 

 なんにせよ、館沢を中心に「先行逃げ切り」型のオーダーを組んでくるのは間違いないだろう。圧倒的な優勝候補ではなくなっただけに、どう戦うかに注目したい。